大和飛鳥ニューツーリズムは里山の自然の素材を活かした体験プログラムを
造成しています。今回は、インストラクターのみなさまに集まっていただき、
草木染体験のプログラム構成についての検証を行いました。
本日の素材は、キハダ。整腸作用があり漢方薬にも使われており、
「陀羅尼輔」の原料でもあります。奈良では置き薬として親しまれていますね。
染料としての歴史も長く正倉院の遺物にキハダで染めた紙が見られます。
美しく黄色に染められた紙は防虫作用もあったため、重宝されたようです。
今回は、シルクのスカーフを染めました。
風になびく黄色のスカーフが、梅雨のじめっとした空気を晴れやかにしてくれたように
感じました。秋には一般の方にも体験いただけるよう、準備しております。
どうぞ、お楽しみに!