民家ステイで体験できること

入村式

民家ステイは入村式からはじまります。
式が終わるとマッチング。
緊張・不安・期待...様々な思いを胸にいよいよホストファミリー宅へ向かいます。

史跡探訪

大和・飛鳥地域は歴史の宝庫。ホストファミリーがガイドになり史跡を訪ねます。
地元ならではのとっておきの話が聞けることも。

収穫体験

夕食の食材の調達も兼ねて、農作業のお手伝いをします。
意外と知らなかった野菜の成り方、栽培の工夫や作業のコツも学べます。

食事作り

「そうそう、上手やん」「包丁はこう持つの」「ゆっくりでいいよ」一緒に食事作りをすることで自然と会話が増え、ホストファミリーとの距離もぐんと近づきます。

家業体験

様々な家業を持つホストファミリーと一緒に、稲刈りや薪割り、和菓子作りなどを体験します。
その土地に住む人達の生活と歴史が垣間見える時間です。

離村式

「人と人との出会いが人を育て、人生を豊かにする」と、気付かされる瞬間です。
限られた時間の中でも、作業を共にし語り合う中、深い絆が結ばれていきます。

体験した方からのメッセージ

神奈川県 私立高校1年生
森田さん

この旅は、私をいろんな「気持ち」にさせてくれました。
最初の「気持ち」は感動です。入ったことのない土地には私が住む土地にはない山や畑や田んぼがありました。
いつもは見ることのできない光景にものすごく感動しました。
もっともっとあの綺麗な光景を見ていたかったと心から思います。

次の「気持ち」は嬉しさです。
私は民泊がこの旅の中で一番不安でした。
普段人と話すのは得意なのですが、全く知らない人のお家で一晩泊まるというのが、少し怖いという気持ちでもありました。
なので私は民泊の方と話せるのかなと思っていたのですが、民泊のお父さんお母さんは私たちを自分の子どものようにかわいがってくださいました。
一緒に夜ご飯を作って、私たち高校の話やお父さんの写真の話をしたり、いろんな話をできて素直に嬉しく思いました。

次の「気持ち」は悲しさです。民泊は1日しか泊まることができなかったので夜寝るときもう明日にはここにはいないと思い、寝るのが嫌で悲しかったです。
ですが、時間は進んでしまいお別れの時間になってしまいました。
私は、この一晩でお父さんお母さんに色々なことを聞き、見て学びました。私はこれを一生忘れません。
これが今の私の「気持ち」です。

神奈川県 私立高校1年生
星さん

中学の頃にも奈良県に修学旅行に行ったが、中学の頃とは違うことが一つありました。
それは民泊です。
最初はまだ民泊というものがどういうものか想像もつきませんでした。
だから半分楽しみな気持ちがあって、半分不安な気持ちがありました。

入村式が始まって初めてみた時、ホストファミリーが優しそうで安心しました。そのあと明日香村についての歴史を学べる場所にたくさんいきました。
歴史の授業で習っていないところなど知らないところも聞くことができました。
家に帰って最初はみんなでお菓子を作りました。
和菓子作りは初挑戦であり美味しかったので、今でもあの味は忘れません。

ご飯は明日香の伝統料理・飛鳥鍋といなり寿司などを作りました。
特に、飛鳥鍋は食べたことがなかったのですごく思い出に残りました。

料理作りはたくさんコミュニケーションが取れたので仲も深まりました。
折り紙で、采女を作りました。細かい作業がたくさんあって難しかったですが、とても楽しく仲良く作業することができました。

最後、離れるのが寂しくなったのは、Sさんといっしょにいて楽しかったからだと思いました。
民泊は楽しいだけではなく、たくさんのことを学べて自分にとってプラスになることがたくさんありました。
コミュニケーションにより仲良くなったり、知らない一面を知る機会が増えました。

神奈川県 市立中学校3年生
藤本さん

Yさんとの民家ステイで特に印象に残ったことは、夕食や朝食などの場面で感じた家族の温かさです。
改めて家族の大切さを学びました。

最近、ご飯の時間はひとりで食べることが多く、あまり家族で食べることが少なくなってきています。
そんな日々に、Yさんの民家ステイがやってきました。
そのおかげで、家族の大切さを思い出しました。これからは家族との時間を大切にしていきたいと思います。

2日間、本当にありがとうございました。

千葉県 市立中学校3年生
内田さん

最初にFさんにお会いした時、「とても安心できる民家ステイ体験になりそうだな」と思いました。
そこからの出来事はとても夢のような幸せな時間でした。歴史博物館を見たり、畑で野菜を取ったり一緒にご飯を食べたりしたことが最高の思い出になりました。
Fさんと過ごした時間は1分1秒も忘れません。
奈良県はとても良い所なのでまたFさんに会いに行きたいです。

千葉県 市立中学校教員
林先生

修学旅行先を決める際に一番大事にしたことは、総合的な学習の実施が可能かということ。

飛鳥時代の歴史学習や農家での自然体験学習、我が家から離れ、環境の異なる家庭のルールに合わせて生活する社会体験学習など、さまざまなことができる場所として、大和飛鳥を選びました。

多くの生徒は民家ステイでの家族との交流が最も思い出に残っていると話しています。

ただ与えられたものを行うだけでなく、生徒が自分で物事を考え、課題や問題点を見つけて取り組んだことに意義があると考えています。

よくあるご質問

先生方からよくいただく質問

Q 民家ステイ中の安全管理はどのようにしていますか?
A ホストファミリーには保健所や消防署、当法人が実施する講習会への参加を義務づけております。
その他にも定期的に反省会を実施する等、安全管理には最大限の対策と指導を致しておりますが、万が一の場合に備え、保険も完備しております。
また民家ステイ受入れ中は、スタッフが24時間ホストファミリーからの緊急コールに備えています。
状況を把握して、添乗員を介し先生と連絡をとり対応します。
ただし、緊急を要する場合は直接救急車を呼ぶ等、この限りではありません。
Q 民家ステイ中は見回りが出来ますか?
A 民家ステイ中は、生徒の皆さんとホストファミリーとの関係性を深め、互いにコミュニケーションをとることに集中するための大切な時間と考えています。
その為、先生方の見回りは、直接本人に確認する必要のある場合(病気・怪我)等、必要最小限にしていただきますようお願いしております。
Q 民家ステイでの準備品について教えてください
A 下記をご準備いただきます

  • 寝間着(活動着とは必ず別にしてください)
  • 動きやすい服装(体験中の活動着)
  • 薄手の長袖・長ズボン(夏場でも、虫さされや草かぶれ防止のため必ずお持ちください)
  • タオル・洗面具
  • エプロンと三角巾(調理体験時)
  • 運動靴
  • 帽子 等

保護者の方からよくいただく質問

Q 民家ステイ先での食事内容について教えてください
A 食事の内容については、品数・推奨する献立等、一定のルールを設けておりますが、ホストファミリーによりメニューは異なります。
生徒の皆さんには、旬の素材を用いた里山料理をホストファミリーと一緒に作り、味わっていただきます。
Q アレルギーや精神的または身体的に配慮が必要な人でも民家ステイは可能ですか?
A ホストファミリーの中にはバリアフリーのお宅や家族の方が元看護職や介護職、特別支援級の教員をされていた家庭もございます。
まずは、詳しいご様子をお知らせください。
その生徒の状態に即した滞在の仕方や体験をご提案させていただきます。

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